先日、設計室のブラインドを新しくすることになりまして。
ついでに本棚のまわりを片づけていたらですね、なんかすごいの出てきました。

見た目がやけに重厚な佇まい。革っぽい装丁。ちょっとカビのにおい。

「なんだこれ？」と思って開いてみると、なんと昭和40年9月25日発行。1965年です。半世紀どころか、もうすぐ還暦。

中身は金型とか加工技術についてびっしり書かれていて、読めば読むほど、当時の職人さんの熱意やこだわりが伝わってくる感じ。
「うわぁ、なんか歴史あるっぽい……」と、うっすら感動しながら、そっと棚に戻しました。（←読破は無理）

で、気づいたらうちも歴史がまあまああった件

改めて、「この本より、うちの会社って古いのかな？」と思って数えてみたら、
今年で創業72年とのこと。

昭和27年（1952年）に創業して、じわじわと積み重ねて現在に至ります。
ちなみに、法人化したのは昭和39年（1964年）らしいのですが……
これがなんと、現社長の生まれ年。

現社長の祖父である創業者が「孫も生まれたし、法人成りしよう」と決意したタイミングだったそうです。

そんな「歴史ある会社」と聞くと、なんか敷居高そうに聞こえるかもですが、

転職や就職を考えるとき、「この会社、ちゃんと続いてる？」ってちょっと気になりますよね。
うちは、なんやかんやで72年続いてる会社です。
一つのこと（金型づくり）をずっとやってる。これはこれで、なかなか面白いもんです。

気になる方は、ぜひ見にきてください。
昭和の本はたぶんもう読まないけど、会社の空気感はけっこう伝わると思います。